今月号の将棋世界、いろいろ気になるところがありますので指摘しておきます。
○久保利明インタビュー(王座戦にかける意気込み)
10月3日の発売日に王座戦第3局があり、3連敗のストレート負けで、羽生王座の防衛。
タイミングが悪いですね。久保八段のファンでなくても後味の悪い思いです。問題は3連敗したことではなくて、読者にそういう思いをさせる可能性がある時期に雑誌に載せたことです。
インタビューの日は8/19、挑戦者決定戦は7/31。雑誌の方は毎月16日が締め切りのようです。インタビューを早くすることで前月号に載せることが出来たでしょうし、載せるべきだったと思います。
○千駄ヶ谷市場の中で「棋士のサラリーマン化といわれるが、
世の中全体が、経済市場主義のもとにサラリーマン化しているのではないか」とあります。
何のこっちゃ、意味わからん。
会社員は怒りますよ、将棋棋士にそういうこと言われると。休みが取れない、毎晩帰りが遅く、子供の顔も見れない会社員にとって。
将棋界はサラリーマン制度を取り入れているだけ。
1年に4人程度しかプロ棋士にはなれないということだけで、なれば勝てなくても、1年に数十日しか働かなくても、13年以上収入が保障されるという世界が他にどこにありますか?負けても対局料が支給されるのは将棋界だけ。
勝負の世界が厳しいと言えるのは、いまや三段以下のクラスだけでしょう。
プロ棋士の四段になって安楽という制度は駄目じゃないですか?
○加藤一二三偉大なる千敗
インタビューは良かったですね。加藤九段自身が書物に著すよりも、インタビューという形式の方が自身の話が引き出せたような、加藤九段の人となりが良くわかったような気がします。
それに引換え、「棒銀 名場面集」は何ですか?解説と記述は別の人ですが、加藤九段をけなしているようにとられても仕方が無いような記載内容。ファンじゃなくても気になる書き方になるのはどういうわけ?
雑誌の第一線で働いている人だけを責めているのではなく、機関紙ですから連盟の責任のほうが重大と私は思っており、前にも書きましたが、今回も
「彼らはわかってない」
を本日のキーワードとします。